南面里のプリンス（売買編）

【本物件は募集終了いたしました】

高く伸びた木々が両側に生い茂る林道を抜けると、そこには棚田の拡がる南面里の風景がパッと広がります。その景色のギャップは、何度体験しても不思議な感覚にとらわれます。そして抜けた先の集落の中腹に颯爽と現れるのがこのお家。

もしかして覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、そう、以前この空き家バンクに掲載されていた「南面里の大御所」です。
築60年の風格を残しつつ、屋根などの外装、屋内の内装もしっかり改修されて、プリンス級の存在感でカムバック。

キッチン、畳や障子、窓のサッシは改修されてきれいに。3畳しかなかった小さな部屋は、隣の6畳間と一続きに。納屋を取り壊して、庭もびっくりするほど広くなりました。
一方、昔の家の面影を上手に残して、広々とした土間やレトロなタイルがかわいい流し台はそのまま。

昔は材木店を営んでいたというオーナーご一家。材料に使っている木の質が良いので、もともと築年数が古くてもしっかりした風格がありました。
それが今回のリニューアルで、よりいっそう親しみやすく生まれ変わったというわけです。

南面里の集落のど真ん中なので、地域に根ざす暮らしにぴったりのこのお家。
コミュニティバスの乗り場も近く、南畑の中では便利な場所でもあります。
とは言え、部屋数は実に11と広さもプリンス級。
ただ住むだけではなく、せっかくの雰囲気を活かしてお店兼住居として使ってみるのが面白いかもしれません。
もともと水がきれいと評判の南畑ですが、特にこの南面里地区で育った「南面里米」は最近ひそかな人気だとか。たとえば、そんな南畑の食材を提供できるようなレストランなんて素敵ですね。

ちなみに、決して山奥ではない南面里の集落ですが、動物対策はやっぱり必須。お隣のお宅には、前にお猿さんが玄関ガラガラっと開けて入ってきて、お台所のみかんを食べながらまた玄関から帰ったなんてエピソードも。思わず笑ってしまいますが、防御策はしっかりと。

生まれ変わったプリンスと一緒に、新しい暮らしを描いてみませんか？