そそられる里山民家の再構築

その場所を訪れて、もはや直感的にワクワクしてしまう時ってあるものですが・・。

ちょっとしたマルシェなんぞできてしまいそうな広い敷地とそれぞれの色を持った3つの建物が織りなすこの佇まい。

まさに今回は、子ども心に帰ったような、秘密基地を作り上げていく感覚のように、里山暮らしの拠点を築き上げてみたいという欲求に駆られてしまう物件でした。

タイトルに”再構築”とつけたのには理由もあって、そもそも建物のハード的な部分で母屋は改装必須ですし、下水が汲み取りだったり手を入れたいところが多数、納屋や離れもカスタマイズすると面白味が深まっていきそうな雰囲気。

あとは使い方という面においても、純粋に住居だけという使い方にしてはボリュームが大きいので、住居兼でお店や事務所を構えたい方や何かしら多趣味で3つの建物や敷地を使い倒せそうな人の方が合っていそう。と、この場所の在り方そのものを根本的に再構築していくことが必要なのかなと思われます。

そういう意味でのポテンシャルは大きくて期待大。

ただ、ポテンシャルだけでなくて宅地にしては大きな土地なのでそれなりの資金計画が必要そうですが、里山の民家らしさとワクワク感が詰まった佇まいには、そそられてしまう方が少なくないような予感がします。

気になる点としては、先にも少し触れましたが、母屋は改装が必要、現状が汲み取りなのでできれば浄化槽の設置はしたいところ、公道から敷地に入ってくるアプローチがまあまあ狭まくて普通車でも少し気を使う点は上げておきたいと思います。