南畑の担い手へバトンを
【本物件は募集終了いたしました】
美しいものを、美しいと感じることが出来る。
誰に気兼ねすることもなく、思いっきり、深呼吸することが出来る。
言葉にすると、些細で当たり前のことのように感じるけど、意外と難しい。そして、いまの時代に生きる私たちが、本当に求めているものって、実はそういうものなんじゃないかなと、最近よく思います。
そんなことをふと思ったのも、この物件に出会ったからかもしれません。
遡ること1世紀。
なんと、この家の母屋が最初に建てられたのは大正時代。当時の南畑にはどんな風景が広がっていてどんな暮らしの営みがあったんだろう・・。きっといまの南畑に感じる豊かさが、本当の意味で当たり前のようにあったんだろうなぁって、この物件を見ていて感じられたのです。
外見はいわゆる古い民家ですが、中に入るとびっくり。
張り巡らせられた立派な材木や大きな梁など、最近の家では滅多にお目にかかれなくなったものがたくさんで、古き良き味わいと凛とした風格を醸し出しています。それでいて趣のある縁側があったりと、なんだかほっこり。幼い頃に通った、田舎のおばあちゃんの家を思い出させてくれるような親近感も併せ持っています。ちなみに、もともとは平屋だったらしく、2階部分は増築されたのだとか。
空き家になって8年ほどの月日が経過しているため、それなりに全体的な劣化は否めません。室内は、水回りも含め全体の改修が必要そうに思われます。ただ、やっぱり風格があっていい雰囲気なんです。最近良く見るようになった古民家のリノベーションのイメージにぴったりな気がします。
母屋のほかにも、物置蔵と倉庫納屋があるのですが、蔵については、意外にも状態が良くて驚きました。蔵って、今ではほとんど見ないですから、あるだけで、なんだかワクワクしちゃいますよね。しかも、2階建ての広々とした空間ですから、倉庫代わりとして使うには、かなりもったいないかも。
一方、倉庫納屋は一部が崩れていて、そのまま使うには危険なので取り壊しを前提に検討をお願いします。
でも・・実は、解体によって他のメリットが生まれそうな予感もします。というのも、納屋の裏手には「さすが南面里!」と言いたくなるような、里山の原風景が広がっているんです。もしかしたら大正時代もこれに近い風景だったんじゃないかなと思ってしまうくらい。また、解体によって駐車場を広く取ることも出来ますしね。
あと、全ての建物の中に、大量の残置物が存在しますが、基本的に現状のままでのお引き渡しを予定しています。そのボリュームは、大半の人の想像を、遥かに超えてくるであろうレベルなので、こちらも予めご注意ください。
ただ、このハードルさえクリアできれば、ゴールはもう目前!!
大正から令和までを生き抜いてきた、個性的な古民家を使って、あなただけの世界を作りあげてみませんか?
例えば、住むだけでなく絶景の見えるお店を開くとか、蔵をリノベーションして、おしゃれなアトリエとして使うとか。もしくは、部屋数の多さを活かして、シェアオフィスにするっていうのも面白そう!!大きなポテンシャルを秘めるこの物件に、妄想が膨らむばかり・・・だからこそ、田舎ならではの不便さをもプラスにとらえて楽しめる方、地域を大切に想ってくださる方、そしてなにより、南畑での生活を心から愛してくださる方に、ぜひ引き継いでいただきたいと願っています。
- 物件No.
- 041
- 種類
- 売買
- 所在地
- 那珂川市南面里
- 交通
- JR博多南駅より車で約16分
- 構造
- 木造瓦葺2階建
- 建築年
- 1階:大正15年、2階:昭和58年増築
- 床面積
- 237.66平米
- 土地面積
- 862.25平米
- 賃料・価格
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- 敷金・礼金
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- 駐車場
- 敷地内駐車可
- 付帯建物
- 物置、倉庫あり
- 設備・ライフライン
- 電気、汲み取り
- 特記・備考
- 現状渡し希望(残地物多数あり)、倉庫の一部が崩れています