とっておきの風景

【本物件は募集終了いたしました】

この橋を１日に何人が渡るんだろう。もしかしたら誰も渡らない日もあるかもしれない。それくらいひっそりと。でも、存在感はしっかりと。

物件自体、その橋を渡ってすぐ左手にある川沿いの土地。
時間がゆっくりと流れていて、川のせせらぎに心が静まっていくような感覚でした。誰に見せても『あぁ、ここはいいね。』と頷かれます。

そんな凛とした空気をつくっているのは紛れもなくこの橋でしょう。
そしてそれは、物件からの素敵な眺望としても貢献してくれています。

特筆すべきは、夏に姿を現すホタルの存在。
自宅にいながら鑑賞会なんて贅沢は、都市部に住んでいては絶対に叶いませんよね。

懸念点としては、270坪もの広さがあるだけに、家を建てるにも少し持て余してしまいそうなこと。
分筆しての売却は今のところ検討されていませんが、２世帯住宅を検討してみたり、この環境を楽しむための広々としたお庭をつくってみたり、人それぞれ自分にあった使い方の絵を描いていただければと思います。

また、物件までの道幅は狭く（およそ車1台分）まず離合できないでしょう。
そんな道のりが約80mほど続くのですが、周辺環境からして対向車が来ることは滅多にないと思いますし、いざという時も譲り合いの心があれば問題ないはず。これは、素敵な南畑生活を送るためにも必要なことなのだと思います。

あくまで移住者優先となりますが、個人的には和風なお店を作るにも相性ピッタリかなと。
目の前を流れる那珂川はもちろん、向かいにある立派な茅葺き屋根のお家など、現状でも風情ある雰囲気に包まれています。

南畑には見晴らしのいい場所などもたくさんありますが、ここから見る景色は本当にとっておき。ついつい時間が経つのも忘れて眺めてしまうんです。

『ここは魚がいっぱい泳いでいてね。川を覗き込んで橋から落っこちる子どもが昔はたくさんいたの。だからいつもここに座って見てたんだよ。』と、たまたま居合わせたご近所のおばあちゃんがお話ししてくれました。

地元の方の大切な思い出がつまった橋でもあるんですね。この場所に、なぜこんなに素敵な空気が流れているのか、わかったような気がします。

ずっとずっと変わらない景色と、そこに宿った暖かな歴史まで、大切に引き継いでいただけたら幸いです。